自社ローン専門、安心の全国チェーン中古車販売カーマッチ八王子片倉店です♪
車業界として繁忙期のひとつが正に今だと思います。
その中で、
『事故車』
俗に言われる事故車の判断基準はどこで何なのか?
購入者の皆様向けに今回はこちらについてお話致します。
◇事故車の定義
事故車というカテゴリーに該当する定義はどうなっているのか?
その判別に一番重要且つ直接的に関わってくるのが、
”修復歴”
になります。
「事故車」 「修復歴」
と聞くと一見修復歴の方が軽い事故のように聞こえは良いですが、実は全然違います。
自動車販売に関する3つの団体、
・自動車公正取引協議会
・日本自動車査定協会
・日本中古車販売協会連合会
により事故車の定義は共通且つ明確に定められています。
「事故により骨格部分に影響を及ぼすと事故歴車になり、その損傷を修復すると修復歴車になります」
と日本自動車査定協会の修復歴の判断基準にて記載されています。
これはつまり、
一般的に事故車と思われている定義とは相違していsるということ。
紛らわしいですが、
事故した事がある車は、事故の履歴がある車、”事故歴車”と言います。
世間的に事故車と呼ばれるものは本当は修復歴がある車、”修復歴車”が該当するということです。
【修復歴】
車の骨格である重要な部分が損傷し、部品交換をしたり修復したりした経歴のある車。
修復歴車(通称事故車)と呼びます。
◇事故車の定義の意味とは?
販売店からすれば、買い手がつきにくくなりますし、
購入者の立場からすれば、事故車と説明されれば身構え、敬遠するでしょう。
その上で修復歴を公表し、事故車の定義まで定められているのには理由があります。
▼安全性の低下
一概には言えませんが、事故車は修復歴が無い車に比べて安全性が低下していることが多々あります。
人間で言えば、各関節や背骨にあたる大切な骨格部分。
この骨格部分を板金修理などで修復したとしても、外部からの力に弱くなってしまいます。
当然強度は保てなくなっており、事故などで衝突された際の影響も大きくなってしまいます。
骨格部分は一度歪んでしまうとしっかり修理しても後遺症のような形で影響が残ってしまうことも少なくないです。
これらの注意点を次の購入者・ドライバーへ情報として知らせる為に、
”修復歴”
の表示がされます。
▼走行時の感覚変化
事故車(修復歴のある車)は、以前の事故により骨格部分(特にフレーム・足まわりなど)に大ダメージを受けた上で直しています。
車のフレームというものは、前述のとおり人間の骨格・骨組みにあたります。
骨が曲がる程の怪我をすると、以前と同じようには動かせなくなってしまうことがありますよね。
車でも同様です。
車の根本的行動である、
”車をまっすぐ走らせる” ”ブレーキをきかせ止まる”
フレーム・骨格部分を修復した車は以前と比較すると変化していることが多々あります。
実際、私の知人も安いからと事故車を購入し車高調を入れ、ローダウンした時にハの字の角度が左右で違うなんて事もありました。
修復歴のある車・事故車を購入する場合はこれらを加味し、十分考えて購入するようにして下さい。
◇修復歴・事故車に該当する箇所と該当しない箇所
修復した履歴があったとしても事故車に該当する場合と、しない場合があります。
それは修復箇所によって変わってきます。
基本的には交換する事で事故車扱いになる部が大半ですが、交換しなければ事故車扱いにならない部位もあります。
ただし、溶接している部分に関しては交換していなくても曲がったり凹んだりするだけでも事故車の対象となります。
逆にネジ止めしている箇所であれば損傷があっても事故車の扱いにならないケースもあります。
▼交換することで事故車扱いになる部位
・ピラー
・ルーフパネル
・カウルパネル
・ラジエータコアサポート
・フロントのインサイドパネル
・クロスメンバー(フロント・リア)
・サイドメンバー(フロントの一部、リア)
・センターフロアパネル
・フロアサイドメンバー
▼交換しても事故車扱いにならない部位
・エンジン
・ドア
・フロントバンパー
・フロントフェンダー
・ネジ部分
店舗には事故車を販売する際に告知しなければならないという義務があります。
中古車販売者が事故車を隠蔽するために査定士に事故歴を伝えないことは無いのか?
修復歴を伝えず査定をすり抜けてしまった事故車を通常の販売車と同様に購入させられたりしないか?
そんな心配する方もいるでしょう。
買ってから事故車だったと知るのはとてもショックでガッカリしますよね。
安心してください!
中古車査定士の見る目は相当なものです。
そう簡単には誤魔化せない見る目と経験を備えている査定士ばかりです。
素人では思いつかない部分まであらゆる修理を想定した上でチェック・査定しています。
ただ、事故車というだけで敬遠してしまうのも分かりますが、デメリットばかりではありません。
当然相場よりも非常に価格は安くなりますし、事故車であっても販売できる根拠が無いと、
中古車販売店は仕入れもしなければ売りにも出しません。
わざわざ好き好んで事故車を探したりはしなくて良いと思いますが、
信頼に値する販売店・販売員が売っている事故車ならむしろ掘り出し物と出会えるかもしれませんので、
じっくり考えて判断頂ければと思います。
そして・・・
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