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信号待ちをしている際にまだ赤信号ながらまもなく青に変わるからと、

ジリジリ進みながら見切り発車する車を見かけたりしますよね。

これは違反に抵触するのかどうなのか？

『信号が変わる前の見切り発車、違反とセーフの境界』

と題してお話致します。

◇境界は停止線

どの信号機の手前には停止線が設けられています。

この停止線さえ越えなければ見切り発車でゆっくり進み出したとしても違反にはあたりません。

つまり、停止線を越えて・越えるように動き出す行為は道路交通法違反（赤信号無視）ということになります。

この際の罰則は、

・違反点数　２点
・反則金　￥9,000

となります。

また、意図せず停止線を越えてしまうケースはどうなのでしょうか？

例えば、

前方車両が箱型の中・大型トラックで前が見えづらい状況だったり、

信号機の変化が想定よりも早かったため急に停車せざるを得ず、停止線を越えて止まってしまった場合。

こういった場合は、

”特に取り締まらない・致し方なし”

と判断される事が多いようです。

とはいえ最終的には現場の警察官の判断となりますので絶対はありません。

◇横断歩道をまたぐ見切り発車はNG

横断歩道をまたいでしまうということはつまり、

【歩行者妨害】

に抵触するということ。

道路交通法第38条にて横断する歩行者を妨げてならないとされています。

見切り発車で多少なりとも歩行者の横断を妨げると横断歩行者等妨害等の扱いを受け、

・違反点数　２点
・反則金　￥9,000

が科せられます。

この際、自身の進行方向の信号が青になったとしても横断中の歩行者が居る場合は渡り切るまで待つ必要があります。

横断する歩行者の妨害としてもう一つ注意すべきシチュエーションがあります。それは、

”信号の無い横断歩道”

です。

道路において最も優先されるのは歩行者。

その歩行者が信号の無い横断歩道を横断しようとしている際、

車は一時停止して歩行者を横断させなくてはいけません。

ですが実情はというと、

一時停止せずに突っ切ってしまうドライバーが実に８割と言われています！

歩行者が安全に横断出来るよう自身から率先して一時停止するように心掛けましょう。

因みに、違反点数２点・反則金￥9,000なのは横断歩行者等妨害等と同じです。

ジリジリと見切り発車したところでそこまで時間短縮は見込めませんし、

検挙されるリスクを負いながら進むよりもしっかり信号に従って安全運転に努めましょう。

そして・・・

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