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ゴールデンウィーク過ぎあたりで車を所有している方に届く毎年恒例の通知。

『自動車税の納税通知書』

３月末日時点の所有者に対して当年の分の前払い税金。

当たり前に支払っていると思いますが、

収めた税金の使い道はご存じですか？

ほとんどの方がご存じ無いと思います。

今回は、自動車税の使い道をお話致します。

◇自動車税のルーツ

まず、自動車税はいつ・どのように誕生したのでしょうか？

1879年に”自動車税”は創設されました。

創設以来、これまで何度か税額の引き上げがあったり、

ホイールベースによって税率区分を分けられた時代もあり、

今では排気量に準じて税率区分が分けられています。

また、小型車・普通車の格差是正やグリーン化特例の施行なども行われました。

◇自動車税収入金額

令和３年、東京都の自動車税収入はなんと・・・

”1,096億円”（環境性能割込み）

想像よりも遥かに多かったです💦

因みに、これでも東京都としての税収入全体の僅か、

「2.2％」

です。

ここまで大きな自動車税収入、何に使われているのか？

◇自動車税の使い道

実は明確な用途が定められておらず、

自動車税は都道府県税として、

軽自動車税は市町村税として

”一般財源”

の扱いとなります。

てっきり車に関わる道路や道路上の設備の財源となるのかと思えば、一般財源。

つまり使用用途は・・・

・各地域の教育、医療
・警察、消防などの公共サービス
・福祉関連
・地方公務員、地方議員の給与

正直初めて知った時は驚愕しました。

更に、他にも問題視すべき税があります。

”重量税”

”ガソリン税”

この２つの税率・在り方がとても残念です。

重量税は高度経済成長期に国の道路整備の為の特定財源として誕生し、

ガソリン税と同じく本来の2.5倍の特例税率が課せられていました。

そんな中、

2009年に道路特定財源が廃止となり、使用用途が道路整備に限定されない状況になったにも関わらず、

一般財源となった今でも特例税率のままとなっています。

これはとても由々しき事態だと思います。

納税者の意見として、実に90％以上が廃止や税額の減額を望んでいます。

本来の目的から大きく逸脱した使途の自動車税・重量税・ガソリン税、

すぐには変化は無いかもしれませんが、民衆が声をあげ、

良い方向に向かっていくことが出来ればと切に願います。

そして・・・

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